一厘 ichirin

手仕事による和雑貨と、ぬくもりのライフスタイル

天然ヒノキのポプリ

天然ヒノキの赤節を集めたポプリ。ハイエースの助手席足元に置いている。 ヒノキ風呂のようなハイエースになるかと期待していたものの、車体が大きすぎるせいか、数日で匂いがしなくなった。 霧吹きをかけてみて、復活するか試してみようと思う。 >関連記事

檜笠の家にて端緒をつかむ

桧は使えば使うほど焼け色が渋い光を放つようになる。 檜笠の家の中に飾られている桧笠は味わい深い赤味。 商品として並べられている笠はいかにも桧らしいフレッシュな白肌だが、長年使っていると、こういう風合いが出てくるのだと店のおばさんがおしえてく…

木地師の里「漆畑」へ

南木曾から木曽川支流の蘭川に沿って標高を上げていく国道256号線。 妻籠宿から先は旧中山道と分岐し、そこから先はめっきりクルマと人の気配が薄くなる。清内路峠に向かって標高を上げていくと、国道の左右に「工芸の里」の幟(のぼり)が風に揺れているの…

蘭(あららぎ)の旧集落へ

工芸街道と呼ばれる国道256号はバイパスである。 清内路峠にトンネルができたことで、ここを通り抜けるクルマも多くなったが、この道ができる以前、木曽の長い冬のあいだ峠は雪に閉ざされた。 バイパスと平行して走る細い道がある。 ここに昔からの人々の営…

桧笠の里 蘭(あららぎ)

馬籠宿から石畳の旧中山道を進む。馬籠峠を越え、九十九折りの急勾配を下っていくと大妻籠を経て国道にぶつかり、左に折れれば有名な妻籠宿である。 一方、妻籠宿とは反対方向に国道256号線を清内路峠の方に向かって高度を上げていくと、山あいの谷に赤い屋…

三大美林と天然ヒノキ専門店

日本の三大美林。 思い浮かぶのは、秋田スギや吉野スギぐらいだろうか。木曽ヒノキを挙げることができる人はなかなかの粋人といっていいだろう。 じつは三大美林には、天然の三大美林と、人工の三大美林とがある。 有名な吉野スギは人工の方だ。 一方、秋田…

馬籠宿(まごめじゅく)

朝、旧中山道で国境(くにざかい)の峠を越える。峠越えの途中、きつい坂道の両側に往時をしのばせる建物が並ぶ。 馬籠宿である。 かなたには前夜に投宿した中津川の町が見える。南に目を移せば守護神のように鎮座する恵那山の美麗な山容。 早朝の馬籠宿を歩…

木曽路はすべて山の中

木曽路はすべて山の中である。 島崎藤村の『夜明け前』の有名な冒頭にあるように、日本アルプスを深く刻みながら南に流れる木曽川流域は、古くから良質な檜(ひのき)の産地であった。 南木曾(なぎそ)。 木曽川の流れに寄り添って南へと下る木曽路。現在は…

小田原風鈴

小田原市内。 昔ながらの鋳物工房を訪ねた。 ここでは道具からすべて手作りしている。 同じ商品でも、風鈴の音はひとつひとつ微妙に音が違う。 シンプルな形状の「まつむし(1260円)」をひとつひとつ振って音を試し、気に入ったひとつを買った。風鈴につけ…